JR東海とリニア期成同盟会が初懇談

リニア中央新幹線

[ 2011年 6月 11日 土曜日 8時14分 ]

 リニア中央新幹線のルートや中間駅の位置などについて、JR東海が地元の意見を初めて聞く懇談会が9日、飯田市役所であった。地元窓口となる飯伊地区期成同盟会の正副会長8人と、同社の専務取締役(総合企画本部長)以下6人が面談した。冒頭、牧野光朗会長、金子慎専務がそれぞれあいさつ。牧野会長が金子専務に要望書を手渡した後、非公開で約1時間懇談した。終了後、金子専務は報道陣のぶら下がり取材に応じ、牧野会長は副会長全員と一緒に会見を行い、懇談内容についてそれぞれ説明した。

 懇談会の冒頭、牧野会長は「リニア中央新幹線の基本計画が策定された翌昭和49年、当同盟会は他地域に先駆けて結成された。37年間、早期実現と飯田駅設置の運動を重ねてきた。県協議会の一員としても活動してきており、リニアの整備効果が広く長野県に波及できる形にしていかねばならない。整備計画決定、建設指示と飯田駅設置が確実になってきた中で、当同盟会が地域の窓口として(JR東海との)協議にあたる。良好なパートナーシップを保持していく中で、地域の将来を左右する国家的プロジェクトを円滑に推進できるよう実りある協議をお願いしたい」とあいさつ。

 金子専務は「5月27日に建設指示を受け、構想から実現に向け進んでいる。環境アセスの手続きが始まる前に地元と話ができる場をつくっていただいた。リニア中央新幹線は、大動脈を二重系化すると同時に、駅ができる効果を広い範囲に波及させなければならない。実現の段階へ入り、一層強力に進めていく」とあいさつした。

 この後、期成同盟会が同社に対して次の4項目の要望書を提出した。

 ①リニア中央新幹線のルート選定にあたっては、地域の自然的・文化的資源への影響を避けるようにお願いする。中でも、風越山麓を中心とする森林山間地域は飯田市10万市民の貴重な水道の水源域であり、農業を始めとする産業用水の水源域でもあることから通過しない計画としていただきたい②リニア中央新幹線の整備効果がより広域的な地域振興につながるよう、交通のアクセスや利便性の向上に協力して取り組んでいただきたい③リニア飯田駅(仮称)の設置は、現JR飯田駅への併設をお願いする④計画の推進にあたっては、沿線地域の意見が十分反映されるよう協議を行い、誠実に対応していただくようお願いする。

 この要望書とともに、南信州広域連合と連合議会の連名で前記要望事項のうち③と④の2点についての要望書を提出した。これは、一部マスコミで中間駅設置が有力と報じられている「高森町南東部付近」の地元自治体である高森町が、広域連合の一員として「現飯田駅への併設」を一貫して求めていることが背景にある。同町の熊谷元尋町長は、本紙の取材に対し「そのような情報は知らない。新聞で知るのみ。JR東海から直接聞いたわけではないので、良いとか悪いとか判断する材料がない。コメントしようがない」と答えた。

  

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