JR東海 要望踏まえ残土運搬ルートの新案提示

リニア中央新幹線

[ 2021年 7月 21日 水曜日 15時52分 ]

 松川町内を通行するリニア残土運搬計画を巡ってJR東海は20日夜、新たな運搬ルート案を町リニア建設工事対策委員会で示した。分散と運搬台数の低減を求める町の要請を踏まえ、復路では中央道松川インターチェンジ(IC)を経由しないルートとした。JRと町は同ルートを最終案とし、26日から住民説明会を開いて理解を求める。

 冒頭あいさつでJR東海長野工事事務所の平永稔所長は「分散と低減を求める町の要請を反映した」と強調。「安全対策を確実に履行していくとともに、節目節目で地元の意見を聞く機会を設けて問題があれば修正を加えていく」とした。

 伊那市の伊那インター工業団地への搬出は、中川村の県道松川インター大鹿線の改良工事が完了する10月から開始する。往路は▽松川インター大鹿線▽町道洞新線と護岸線▽古町境の沢線―の3ルートに分散。いずれも東浦交差点を経由して松川ICへ向かう。期間は23年度末ごろまでで、運搬車の通行台数は各ルート1日40台ずつとなる。

 復路は中川方面から国道153号を通り、鶴部交差点で▽町道鶴部線▽洞新線▽松川インター大鹿線の3ルートに分岐する。

 残土運搬に伴い、町はJRの協力を受けて洞新線と護岸線の改良工事を実施する。洞新線は道幅5~6メートルほどの約850メートルの区間を7・0メートルまで拡幅。小松川橋前につなぐ約150メートルの区間を新設し、全線を2車線化する。護岸線も約1キロの区間を拡幅し、大型車同士がすれ違えるようにする。

 工事は22年度前半ごろまでの予定。工事完了まではそれ以外の2ルートを利用し、1日の通行量は各25台に抑える。

 一方、駒ケ根市の上赤須廃棄物跡地整備への搬出は22年秋ごろから半年間を予定。往復路ともに国道153号を通行し、往路では洞新線、復路では松川インター大鹿線を利用する。1日の通行台数は60台(片道)としている。

 運搬車両の通行時間帯は午前8時半から午後5時まで。日曜日と年末年始などの長期連休中は休工とし、地域のイベントなどが開催される場合は事前に調整する。

 安全対策では、上新井―名子交差点間と町道鶴部線を制限速度よりも走行速度を抑える「減速区間」に設定。交差点・横断歩道などの危険箇所ではカーブミラーや注意喚起標識、カラー舗装化などの安全設備を設置・更新するとした。

 町内や飯田市、上伊那で検討中の残土活用に伴う運搬については、決まり次第ルートや運行台数を協議する。

 運搬ルートを巡っては、町中心部を通行することへの地元の懸念を受け、JRが3月に護岸線を拡幅改良し主路線とする集中案を提示。住民から分散や松川IC以外の利用を求める声が多数上がったことから、町が分散と運搬台数の低減を主軸とした最終案をまとめてJRと協議していた。

 新たなルートについての説明会は26、27、28の3日間、町民体育館で開く。いずれも午後7時からで事前予約制。

◎写真説明:伊那市への搬出ルート案(配布資料より)

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

市町村走り継ぎ要請

8月4日水曜日15:39

五輪出場選手が来町

8月4日水曜日15:25

ゲレンデを橙色に染め

8月3日火曜日16:56

夏越の祓奉納演奏を

8月3日火曜日16:46

応援と感謝の気持ち込め

8月2日月曜日15:08

水鉄砲で暑さ飛んでけ

8月2日月曜日15:43

県がトンネル新設を計画

7月31日土曜日13:40

橋南の夏休み子ども教室

7月31日土曜日13:52

住民や園児の手製が並ぶ

7月30日金曜日15:18

2年ぶり全国の舞台へ

7月30日金曜日15:00

目指すはベスト8

7月29日木曜日15:54

「村のチーム」で勝ち上がる

7月29日木曜日15:00

スポーツ活動検討委員会 中学部活動など意見交換

7月28日水曜日15:22

コロナ対策 検査キット2万4000セット無料配布へ

7月28日水曜日15:38

リニア残土運搬新案に松川町「具体的な安全対策を」

7月27日火曜日15:25








記事の検索はこちらから



















南信州電子版購読

スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞