JR東海 鼎と上郷でリニア計画説明 運行経路や工事日程示す

リニア中央新幹線

[ 2016年 3月 30日 水曜日 12時02分 ]

 リニア中央新幹線計画をめぐる説明会が28日夜、飯田市鼎と上郷の両地区で開かれ、JR東海などが計画の進ちょく状況を説明した。鼎では切石の妙琴公園付近への作業ヤード設置や、松川両岸の道路を使う工事用車両の運行経路の一部を提示。上郷では黒田非常口の計画概要を示した。

 鼎地区は切石会館、上郷地区は上郷公民館で開き、住民らが出席。いずれも非公開で行い、澤田尚夫中央新幹線建設部担当部長や古谷佳久長野工事事務所長らが説明した。

 同部長や参加者らによると、鼎地区では松川橋梁付近の工事計画の概要と工事用車両の運行計画・概要の一部、工事スケジュールなどを説明した。

 松川渡河部から西に向けて掘削するトンネル工事は今冬からの準備工事を経て、来冬から約6年間の本工事を計画。作業ヤードは右岸にある妙琴公園マレットゴルフ場の上流に設置する。

 工事用車両の運行経路は準備工事と本工事の2段階を想定。いずれも松川右岸で鼎地区側の市道と、左岸で羽場・丸山地区側の県道を利用するが、準備工事はそれぞれ往復通行とし、本工事では右岸を往路、左岸を復路とする一方通行を計画している。

 妙琴公園内の道路は幅員が狭いため、拡幅などの安全対策の検討をする。

 住民からは通学時間帯の工事用車両運行、妙琴公園内の通行などについて不安視する意見が出されたという。

 澤田部長は終了後、本紙の質問に「周辺状況を勘案して、右岸、左岸の両方の道を使わせていただくことをお願いした」と説明。両経路とも羽場大瀬木線との交点までしか示していない理由について「残土置き場が固まっていないため」とした。

 上郷地区では、13日に北条地区で説明した駅設置地域の工事計画に加え、飯田文化会館の北に設ける黒田非常口の計画概要を示した。

 黒田非常口から北東の飯田風越高校付近を経て、西に折り返して本線北側につなげる非常口トンネルを計画。作業ヤードは坑口近くの市道城山線沿いに設置する。

 工事開始は北条地区の駅部より早く、来冬からを計画。今夏に幅杭を設置し、用地取得の手続きを始める。

 JR東海は他に、駅西から黒田非常口までの約3キロのトンネル区間について、従来計画とは異なるシールド工法も含めて検討しているとの考えをあらためて示した。

 これに対し、北条地区のリニア対策委員会は「残土運搬車両が通るなど住民への支障が増える」とし、再度、反対の意志を表明した。

  

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