「あなん農業塾」開講、プルーン栽培に挑戦

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[ 2016年 6月 24日 金曜日 13時31分 ]

あなん農業塾開講 阿南町農業技術者連絡会が主催する本年度「あなん農業塾」の第1回が23日に開かれた。経営の悪化で昨年3月末に閉鎖した阿南新川食品=同町富草=の受け入れ先でドライフルーツ製造の南信州菓子工房(木下裕亮社長)阿南工場を見学。同社は今後、町などとと連携を図りながら乾燥プルーンの製造も視野に展開する方針で、参加した農家らはプルーンの栽培方法についても学んだ。

 

 阿南町役場、信州アトム、JAみなみ信州阿南支所、下伊那農業改良普及センター阿南支所の4者でつくる同連絡会は、2010年度から新たに農業を始めたい人や、新しい品目に挑戦したい生産者を応援しようと、座学や栽培技術を実践的に学ぶ講座を開催。本年度も「年金プラスα」を目指し計4回の講座を予定している。

 

 阿智村の本社工場が手狭になったことから阿南町と賃貸契約を結び、昨年4月から本格稼働する同阿南工場。隣接する合同会社阿南食品も子会社化して2棟を食品加工工場や倉庫として使用しており、県内外から集積するリンゴやレモン、オレンジなど原料果実の皮むき、カット、冷凍保存などの作業を行っている。

 

 プルーンの製造依頼が多くあるという同社は、昨年度栽培に着手してみたものの、味や形がそろわないなどの課題を抱える。プルーンはほとんどが海外からの輸入で、長野県は全国1位のシェアながらも阿南町での栽培実績はない。一方、同社工場にはプルーンを乾燥させてからレトルト殺菌する2次加工までの設備が整っており、木下社長が勝野一成町長に相談する中で、町として栽培に挑戦することになった。

 

 この日は町内の農家ら10人ほどが参加してドライフルーツの加工工程や袋詰め作業、原材料を保管する大型冷凍庫などを見学。後半は下伊那農業改良普及センターの宮澤孝幸阿南支所長がプルーンの栽培方法を紹介した。宮澤所長は数ある品種の中から「スタンレイ」を推奨し、畑の準備や定植の仕方などについて説明。栽培規模や方法などの詳細は今後検討していくという。木下社長は「プルーンが町の特産品になれば嬉しい」と話している。

 

  

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