「いいだ いいら♪」がふるさとCM大賞に 市川さんのこま撮りアニメ

地域の話題

[ 2017年 12月 6日 水曜日 16時17分 ]

こま撮りアニメに使用した人形と舞台セット

 「第17回abn・八十二ふるさとCM大賞NAGANO」(長野朝日放送主催)の最終審査会が3日、長野市で行われ、飯田市北方の市川千明(ちはる)さんが仲間と制作したこま撮りアニメーション作品「いいだ いいら♪」が大賞に選ばれた。

 ことしは県内50市町村から90点の応募があり、一次審査を経た20点から11点の入賞が決定。飯田下伊那関係では、市川さんのほか天龍村が県知事賞、松川中央小学校6年生が県町村会長賞、泰阜中学校3年生がアイデア賞、喬木村役場が特別賞(ヒーロー賞)に選ばれている。

 市川さんは2014、15年度、飯田市川本喜八郎人形美術館で行われたこま撮りアニメのワークショップに参加したことがきっかけで「学んだことを生かして地域の発展や活性化に取り組みたい」と、ふるさとCM大賞に応募することに。

 ワークショップの有志や友人、家族に助けられ、昨年9月から人形や舞台セットなどの美術制作に取り組み、11月からことし1月まで撮影して編集、完成させた。

 作品は、リンゴとナシ、モモを持った3人の子どもが、飯田をアピールする歌にあわせて踊る30秒の映像。子どもの人形は、童画家・熊谷元一さんが手掛けた、JAの「飯田のくだもの」のダンボールの絵をもとにしており、布などを素材として温かみのある雰囲気に仕上げた。

 作中の音楽は友人のミュージシャンが制作。ゆったりとした曲調で、方言を織り交ぜた歌に合わせて踊る子どもたちの背景には、リンゴの木々と天竜川の河岸段丘、風越山ののどかな風景が広がっている。

 最終審査で、市川さんは1コマずつ人形を動かして撮影していくこま撮りの手法を説明。CMに関連する物品の試飲・試食やパフォーマンスによるアピールタイムでは、りんご並木のリンゴを使ったジュースを用意して審査員に振る舞った。

 市川さんは「30秒分の映像を作るのに720コマ必要。楽しく踊っているように見えなくて撮り直すこともあり、投げ出したくなる時もあったけど、歌を担当してくれた女の子から『優勝してね』と言われて、頑張らないとと思った」と振り返った。

 最終審査の様子は来年1月3日午後4時から、特別番組として同局で放送。また大賞作品は年間365回放映される。

 「飯田のことを覚えてもらいやすいように作ったアニメ。作品のイメージになった元一さんの絵のような、温かくてのどかな風景を残していきたいと感じてもらえたら」と話している。

  

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