「よこね田んぼ」あぜ作り、南相馬の避難者も参加

地域の話題

[ 2011年 4月 18日 月曜日 14時18分 ]

 飯田市千代の日本棚田100選「よこね田んぼ」で16日、同保全委員会と一般ボランティアなどによるあぜ作りが行われた。福島県南相馬市から避難している住民らも加わり100人余が、美しい棚田での作業に汗を流した。

 よこね田んぼは芋平地籍に広がる約3ヘクタール110枚の棚田。農業従事者の高齢化が進むなか、昔ながらの棚田を後世に残そうと98年、地元住民で保全委員会を発足。棚田のうち46枚約1ヘクタールを管理している。

 あぜ作りは水田から水が溢れ出さないようこねた泥をあぜに塗って補強する。稲作のうちもっとも重労働で、人手が必要な作業だ。参加者はそれぞれ棚田に分かれ、あぜの表面を削り田んぼでこねた泥を載せ、丁寧に塗り固めていった。

 南相馬市で2ヘクタール以上の水田を持っていたという男性(66)は「大型機械が入れるように整備した広い田んぼがあったが、海水に浸かってしまった。こういう棚田はなかったが懐かしく感じる。昔は牛を使ってやったものだ」と懐かしむ。

 林邦久保全委員会長は「昨年契約を更新し、あと10年は保全委員会で管理していく。高齢化で維持が難しくなり管理する田んぼも増えているが、園児や小中学生、ボランティアの協力でことしもよこね田んぼを守っていきたい」と話していた。

 

 

 

  

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