「ルミナコイド」活用し商品化

地域の話題

[ 2021年 4月 28日 水曜日 15時34分 ]


 飯田下伊那地域の企業や行政、農業団体、医療機関、大学などが連携し健康長寿社会を支える新たな地域産業を目指す「飯田メディカルバイオクラスター」(木下博隆代表)は27日、シンポジウムをエス・バード(飯田市座光寺)で開き、高野豆腐の健康促進効果に関する検証結果について発表した。高野豆腐に多く含まれる食物成分「ルミナコイド」を活用した焼き菓子の披露もあった。

 市職員の希望者らを対象に昨年10月24日から2カ月間、高野豆腐摂取による健康改善効果の検証試験を実施。高野豆腐を毎日16・5グラムずつ摂取し、それぞれ体重、腹囲、体調などを記録した。シンポジウムで飯田女子短期大学の友竹浩之教授は「高野豆腐の新たな機能として血圧低下効果に期待できる可能性が示唆された」と考察した。

 また信州大学農学部の稲熊隆博特任教授が「高齢者の食育」と題して基調講演した。高齢者になると「タンパク質の摂取が大切になる」と指摘。タンパク質の役割や栄養バランス、血圧対策などに触れた上で食生活の重要性を説いた。

 ルミナコイドの活用を模索しており、飯田市鼎一色の菓子店「はと錦」の協力で焼き菓子を商品化。飯田女子短大家政学科の前澤夏子さんが商品の特長などを紹介した。

 飯田メディカルバイオクラスターは健康長寿社会を支える地域産業の創出を目指し、医療機器系と食品系の2つの分科会を展開。食品系分科会では生活習慣病に加え、脳や運動機能の維持改善に有効な次世代機能性食品の開発に向けた取り組みを進めている。

◎写真説明:メディカルバイオクラスターのシンポ

  

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