「善意の川」を受け継いで 千代小児童がごみ拾い

地域の話題

[ 2012年 8月 25日 土曜日 14時57分 ]

 飯田市立千代小学校(河西敏夫校長)の全校児童57人は24日、「善意の川」の愛称で親しまれる谷沢川で河川清掃を行った。魚を見る川として4世代にわたり、守り続けられる「善意の川」。落ちているごみはほとんどなかったが、子どもたちは川遊びを通じて地域の人と自然の関わりを感じた。

 谷沢川はアマゴの原種が残る川。昭和30年代から魚を目で見て楽しみ、心豊かにすることを目的に法全寺と山中区の手により保護活動が続けられてきた。現在は県内でも珍しい永久禁漁区。河川清掃でも魚の隠れる岸辺のアシは残され、川沿いに手作りの親水公園も整備されている。

 千代小での河川清掃活動は1968年に始まり、ことしで43年目。昨年までは春夏の2回行われていたが、長年の愛護活動で河川に捨てられるごみがほとんどない状態が続いてきたことから、ことしから年1回に変更された。

 河川清掃には、子どもたちのほか、地元住民とPTAも参加。風で飛ばされたと見られるペットボトルやビニール袋などを拾ったものの、それほどごみも落ちていなかった。ごみ拾いの後は川遊びを思う存分楽しんだ。

 「ここはあまりごみが落ちていなくて、きれいで涼しくしてくれる場所」、「魚を見るのが楽しみ。水の中に入ると魚が隠れてしまうけど、水の冷たさが気持ちいい」と児童らは話していた。

 法全寺の区長は「この善意の川は地域の誇りで、子どもたちの誇りにもなっている。皆で代々守ってきたこの川を地域の子どもたちに受け継いでいってもらいたい」と話していた。

  

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