大宮諏訪神社(飯田市宮の前)境内の「夫婦杉」にハート形のライトアップがお目見えし、写真映えすると話題になっている。
神社の案内板には、「未満水」とも呼ばれる1715(正徳5)年の大規模な水害を免れたお礼の記念に植えられた―とある。時間の経過とともに根元が結ばれて双樹杉となり、夫婦円満や縁結びの御利益があるとされる。
御利益がある場所にちなんで、責任総代の松澤卓治さん(73)がライトアップを提案。飯田市街地にある桜の名所「大宮通り」の桜の開花時期に合わせて初めて設置した。
電球を並べてハート形をかたどり、高さ3メートルほどの位置に据えた。夜空に浮かぶハートは大宮通りからでも確認できるとあって、3月30日は「桜並木を歩いていたらハートが目に留まったから」と境内まで足を延ばして写真に収める人の姿もあった。
参拝客を迎える「随身門」を夜間に照らすなど、境内を光で明るくする取り組みを進める。夫婦杉のライトアップもその一環で、松澤さんは「神社を身近に感じてもらうきっかけになれば」と話していた。
ライトアップは4月11日までを予定。午後5時半~10時。
◎写真説明:夫婦杉に設置したハート形