信州軍4連覇ならず 峠の国盗り綱引き合戦

地域の話題

[ 2014年 10月 28日 火曜日 16時08分 ]

 信州軍の南信濃(飯田市)と遠州軍の水窪(浜松市)の若者たちが集まり、領土の拡大をかけて競う「峠の国盗り綱引き合戦」が26日、長野、静岡両県の県境にある兵越峠(ひょうこしとうげ)(標高1168メートル)の「国盗り公園」であった。若手育成を目指しながら4連覇を誓った信州軍だったが、軍配は遠州軍に。通算成績は信州軍の15勝13敗となり、静岡側に3メートル張り出していた“国境”が1メートル押し戻された。

 綱引き合戦は1987(昭和62)年、旧南信濃村、旧水窪町の商工会青年部による地域興しの一環としてスタートし、今回が28回目。信州軍と遠州軍が互いの領土を1メートルずつ奪い合うのが特徴で、信州軍はこれまで2度にわたって五分まで持ち込まれているが、初回から1度も負け越しておらず、領土の侵入を許していない。

 合戦の舞台となった国盗り公園には両県から約500人ほどが集まり、声援。アトラクションや子どもの部、一般の部の綱引きに続いて、正午からメーンイベントの国盗り決戦を行った。

 信州軍は若手の育成を目指し、主力の信州遠山郷綱引隊が後方支援に回り、若手を中心とするチームで参戦。1本目は敗退、2本目は判定で勝ち、3本目の決戦に挑んだが、遠州軍に力負けした。

 同合戦はことし8月、「領土をかけた大人の遊びに真剣に取り組み、地域住民と行政も巻き込んで、ライバルでもあり仲間でもある2つのまちの交流が復活した」としてサントリー文化財団の第36回サントリー地域文化賞を受賞している。

  

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