「強豪の天龍」を再び 11年ぶり剣道クラブ復活

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[ 2016年 2月 29日 月曜日 15時52分 ]

 天龍村に社会教育団体の剣道クラブが11年ぶりに復活した。昨年、同村向方のどんぐり向方学園に剣道部を創設した同校教員の荒木政吾さんが中心となり、OBや村の協力を得ながら1月に発足。現在は4月の本格始動に向け、口込みで告知をしている他、11人で基本的な稽古も始めた。

 荒木さんは兵庫県の名門、報徳学園の剣道部で主将として全国大会に出場した経験のある剣道3段の社会科教員。同部を立ち上げて活動を重ねる中、村民や近隣自治体の関係者から、天龍村がかつて剣道の盛んな強豪地だったこと、剣道クラブの復活を願っている住民がいることを知ったという。

 「もう一度、村に剣道クラブを立ち上げ、子どもたちだけでなく、大人たちにも剣道の魅力を伝えたい」と、2005年に人員減から活動を中止した天龍少年剣道クラブの関係者や村、村教育委員会に打診。同クラブの竹刀や防具、練習器具が現存していたこと、村がスポーツ団体の創設を模索していたこともあり、円滑に手続きが進み、社会教育団体として認められた。

 かつての指導者や同クラブのOBらも加わり、現在は荒木さんを中心とする指導体制も確立しつつある。1月から毎週水曜日の午後7時―9時に平岡の村民体育館で稽古をしている。

 事務局を務める男性(23)は、クラブに入って初めて竹刀を握った。「柔道の経験はあるが、礼儀を重んじる点は同じ。大きい声を出し、運動をすることで発散ができる。初心者でも始めやすい」と魅力を語った。

 現在のメンバーは大人が中心。今後は天龍小学校、中学校の児童生徒にも参加を呼び掛け、4月の本格的な活動のスタートを目指す。どんぐり学園剣道部との合同練習も予定している。

 荒木さんは「剣道を楽しむ大人や子どもたちの声が体育館に再び戻ることを願っている。剣道を通じたコミュニケーションを図り、天龍村全体を盛り上げることに協力できたら」と話していた。

 同クラブは村や近隣地域の子どもから大人までを対象にメンバーを募っている。稽古の見学も可能。問い合わせは村教育委員会(電話0260・32・3206)へ。

  

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