「成り木責め」で市田柿の豊作を願う

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[ 2019年 1月 22日 火曜日 16時28分 ]

 市田柿の豊作を願う伝統行事「成り木責め」が21日、飯田市上郷黒田の柿畑で行われた。飯田下伊那特有の小正月行事で、飯田市農業振興センターが産地をアピールしようと2012年から続けている。斧で柿の幹を切りつけ「成らなければ切るぞ」と責め立てた。

 昭和40年代前半までは風習として続けている農家が多かったが、近年はほとんどいなくなった。

 同センターは、ブランド化や生産・販売振興につなげる目的で2012年から継続。同市下久堅の「三石家」の作法にならった。

 今年も剪定講習会の冒頭に行い、参加者ら約50人が見守った。

 柿の木に向って二礼二拍手一拝をした後、園主の下島智和さん(59)が「成りそろ(候)か、切りそろか、成らなくば切ってしまうぞ」と声を張り上げ、斧で木の幹を切りつけた。

 センターの増田寿匡係長が柿に代わって「成ります、成ります」と答え、傷口を白かゆとお神酒で清めた。

 下島さんは、柿の着果量が少ない裏年に当たった昨季の生産状況を「比較的順調だった」と振り返りつつ、「今年も大きな災害がない年になり、よい柿が育ってくれれば」と願っていた。

 講習会にはシルバーセンターの会員や一般らが参加し、専門家から柿の剪定技術を学んだ。

◎写真説明:柿の木に斧を入れる下島さん

  

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