「月瀬の大杉は大丈夫?」小中学生らが調査見学

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[ 2014年 10月 18日 土曜日 14時31分 ]

 

根羽大杉見学会 根羽村は16日、村内の小中学生や一般向けに国天然記念物「月瀬の大杉」の調査見学会を開いた。2月の大雪で被害を受けた大杉で、どのような調査が行われているのか、訪れた人々は真剣に聞き入っていた。

 

 見学会へは、根羽小の5、6年生10人と根羽中の全校生徒27人、調査を聞きつけた一般の住民らが参加。樹木医の文吾林造園、原孝昭社長らが現在行っている調査の概要を説明した。

 

 月瀬の大杉はことし2月の大雪で主要な枝を含む多くの枝が落ちる被害があった。今回の調査は今後の本格的な対策へ向け、現在の木の状況を調べる目的。8日から信州大学、引き続いて文吾林造園が調査している。

 

 信州大学は、葉を採取して水分などを吸い上げる能力を調べ、「レジストグラフ」を使って枝の強度を測定した。調査によって、木が若いものから古いものまで3つの部分に分かれていることや、こぶ(病気の部分)の周囲が柔らかくなっていて何かあったときに枝が折れる仕組みになっていることなどが明らかになった。

 

 文吾林造園の調査では、「ドクターウッズ」という機械により超音波を使って幹の内部を調べたほか、根を傷つけない「エアースコップ」で掘削し根の状態を調べている。

 

 原社長は、ドクターウッズなど最新の機器の実演だけでなく、木づちや金属の棒を使った昔ながらの診断の様子も実演して、樹木医の仕事を紹介した。

 

 見学を終え、根羽小6年の女子児童は「月瀬の大杉は根羽の大切なものなので、もっと大切にしていきたい」と感じたという。根羽中3年の男子生徒は「枝が折れて見た目も変わり、木が大丈夫なのか心配だった。木の健康についてはまだ分からないけど、調査方法は良く分かった」と話した。

 

 調査結果は今後精査され年明け以降に報告会を開く予定だ。大久保憲一村長は「大切な村の資源。子どもたちや地域の人々に関わってもらいながら、保全していきたい」と話していた。

 

  

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