「望郷の鐘」撮影開始、阿智村長岳寺を皮切りに

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[ 2014年 7月 26日 土曜日 14時03分 ]

満蒙映画クランクイン1 残留孤児の親探し、日本への帰国に尽力した山本慈昭さんを通じて戦争の悲惨さと満蒙開拓を描く映画「望郷の鐘」の撮影が24日、阿智村内でクランクインした。初日は、山本さんゆかりの長岳寺(入亮純住職)などで6シーンと劇中に使用するスチール写真の撮影を行った。撮影は8月12日ごろまで続く。

 

 長岳寺で行われた撮影のうち、阿智郷開拓団へ国民学校の教員として赴任するよう近隣村長が要請するシーンでは、飯田日中友好協会の森田恒夫会長や中平章副会長もそれぞれ伍和村長役、山本村長役で出演した。

 

 森田会長は「セリフがなく黙って見ているだけだったが、さすがにカメラが回ると緊張した」と感想。共演した会地村長役で俳優の堀内正美さんは、出演前に満蒙開拓平和記念館を見学し「あまりにもむごい。戦争で死ぬのは罪のない人々だ。これは全国に届けなければ」と決意を新たにしたという。

 

 山田火砂子監督の「本番!」というメガホンが響くと辺りがピリピリと緊張した雰囲気に。炎天下だったものの、屋外での撮影も順調に推移し、予定の時間より2時間ほど早く終了した。

 

 収録後の会見で山田監督は「大変暑かったが、無事に終えることができた」と胸をなでおろし「この映画を通じて、2度と戦争はだめだという慈昭さんの思いを1人でも多くの子どもたちに伝えたい」と映画にかける思いを語った。

 

 主演で山本さん役の内藤剛志さんは「慈昭さんを通して伝える一つのフィクション。実際とは違うところがあるかもしれない。だが、慈昭さんの思いを伝えられるよう全身全霊で演じていく。初日にここ(長岳寺)で撮影でき、背中を押されたように思う」と話していた。

 

  

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