飯田信用金庫(池田征人理事長)は12日から16日まで、本支店窓口で災害発生時に役立つ初期対応ミニブックを無料配布している。コンパクトサイズで身の安全の確保の仕方や火災への対応など災害時に最低限必要なことが確認できる。無くなり次第終了する。
東日本大震災の発生から1年が経過したことを受け、防災意識向上を目的に全国の信用金庫で一斉に配布を開始。飯田下伊那地域も東海地震発生時には大きな被害が予想されることから、飯田信金でも「防災について考えるきっかけにしてもらいたい」と全24店舗で配布している。
ミニブックはタテ約8センチ、ヨコ約5センチの12ページと財布に入るサイズ。「もしもの時の災害発生時の基礎知識」として地震、火災の対応からけが人、急病人への対応の仕方、災害伝言ダイヤル(171)、災害用ブロードバンド伝言板、緊急連絡先一覧などが掲載されている。
飯田信用金庫では「時間の経過と共に大震災の怖さや危機意識は薄れていく。今一度思い起こすことに役立てば」と話している。