「煙が上がったぞ」 信玄のろしリレーを再現 10回目

地域の話題

[ 2017年 9月 2日 土曜日 14時59分 ]

のろしに点火する子ども武者

 武田信玄が情報伝達の手段として狼煙(のろし)の広範なルートを構築したとされる南信の関係地域でつくる「武田信玄狼煙会」は2日、恒例の狼煙リレーを行った。箕輪町―根羽村の間で煙を伝達し、戦国の世に思いを馳せた。

 

 「世代を超えて地域の大切な歴史文化を学び、地域と地域・人と人をつなぐ連携」を目指して続けられ、10回目。これまでは北上方式でつないできたが、今回は初の試みとして、箕輪町と伊那市をスタート地点に南下し、伊那市、中川村、松川、高森町、豊丘、喬木村、飯田市、下條、根羽、平谷、阿智、泰阜村の13市町村の計27カ所でつないだ。

 

 初回から神之峰で毎年点火している上久堅では、10時16分に「豊丘、喬木で煙が上がったぞ」の声が響き、よろいを着た上久堅小学校6年の後藤優衣さん(12)、是則心優(みゆ)さん(11)の2人が同18分に点火した。

 

 竹と杉でこしらえた高さ2メートルほどのやぐらが勢いよく燃えて煙を立ち上らせると、集まった上久堅のろし研究会の会員ら20人が拍手。信玄に滅ぼされた神之峰城の知久頼元に扮した長沼成上久堅公民館館長(65)は「知久氏の無念を踏まえつつ、新たな戦いとして地域づくりにまい進する決意を新たにした」と語った。

 

 後藤さんと是則さんは「本当に伝達されてすごい。よろいを着ることができてうれしい」と声をそろえていた。

 

 信玄は杣路(そまじ)峠から甲府までの間に狼煙台を数多く配置し、三河の情報を伝達していたとされ、狼煙台のあった飯伊二十数カ所は強く結び付いていたという。

  

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