飯田市立中央・上郷図書館は5日から、新春企画として本の福袋の貸し出しを行っている。上郷黒田の上郷図書館では、職員お薦めの本を2、3冊ずつ包んだ「たまてばこ本」を50セット用意。なくなり次第終了で、初日から多くの人がコーナーに立ち寄った。
普段読まない本に興味を持ってもらい、読書の幅を広げる機会にしてもらおうと毎年開催。今年は中学生以上の一般向けに実施している。
上郷図書館では、テーマに従ってさまざまなジャンルの本を組み合わせた50セットを貸し出し。時間がない時でも読みやすいよう、読み物の本は除いている。
借りる時の手がかりにしてもらおうと、包まれている本のヒントとして「いいにおい」「さしすせその本」「夜が楽しみになる本」といった言葉やイラストを添え、1階カウンター前に設けたコーナーに並べた。
初日には、多くの利用者が「何が入ってるかな」と、コーナーに積まれた包みをじっくりと眺めて選び、借りていく姿が見られた。
ほか上郷図書館では31日まで、子ども向けの新春企画として今年の干支(えと)の牛にちなんだ「モーモースタンプラリー」を開催。同館の本の中から牛の絵を探す、自分の干支の本を借りるといった4つのミッションをクリアしてスタンプを集めると、プレゼントをもらえる。
新春企画に関する問い合わせは各館へ。
◎写真説明:上郷図書館に設置された「たまてばこ本」のコーナー