かぐらの湯でトラフグ専用水槽を一般公開

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[ 2017年 5月 17日 水曜日 15時08分 ]

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 飯田市南信濃振興公社(後藤修三理事長)が2011年から取り組むトラフグの試験養殖で17日、同公社が管理運営する遠山郷温泉かぐらの湯(同市南信濃和田)内に専用水槽を設置してトラフグの一般公開を始めた。温泉近くの養殖施設には新たに大型水槽2基を増設するなど養殖も本格化させ、飼育数の増加を図りながら来春の販売提供を目指す。

 山にいながら海のフグを育てようと、ナトリウム・カルシウム塩化物温泉の同温泉水を活用して養殖の実用化に取り組む。トラフグは水温変化に敏感なため暑い夏場は近くでくみ上げた地下水を使い、冬場は温泉の水温を活用して20度前後を維持しながら試験養殖を進めてきた。

 取り組みから5年が経過し、これまでの経験をもとに汚泥による病害などを防ぐための新たな水槽を設置。内容量が約6700リットルと約4500リットルのコンクリート製の水槽2基を増設し、すでにある水槽2基と合わせて養殖に取り組む。6月には知多半島の稚魚養殖会社から300匹程度を購入して飼育を始める。

 心機一転のスタートに名前も「秘境遠山の神ふぐ」と改めた。養殖の管理と温泉施設内にある食事処「味ゆ~楽」料理長を務める牧内厚達さん(47)は「神事を大切にするこの土地からいただいた宝物を生かし、遠山郷の名物として特産化を目指したい」と語った。

 ストレスを与えると生育に影響が出ることから、これまで一般公開を控えてきたが「トラフグを見てみたい」という声を受け、この日から交流ホールに幅180センチ、高さ60センチ、奥行き60センチの観賞用大型水槽を設置。育ったトラフグ2匹がお披露目され、来場者も興味津々に水槽をのぞいていた。

  

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