飯田市川路の天竜川総合学習館かわらんべは11日、新春講座の七草がゆ作りを開いた。親子ら約50人が参加し、摘み草と調理を体験した。
七草がゆは▽セリ▽ナズナ▽ゴギョウ(ハハコグサ)▽ハコベラ▽ホトケノザ(コオニタビラコ)▽スズナ(カブナ)▽スズシロ(ダイコン)―の7種類の草で作ったおかゆを歳神様に供え、一緒に味わって一年の無病息災を祈る。
参加者はかわらんべ近くの野原に出てハコベラとナズナを摘み、どの野草がどこに生えているかを学んだ。
調理は地域の協力員8人と一緒に行った。ゴギョウとホトケノザは協力員が用意し、スズナとスズシロはかわらんべの畑から摘んだ。
「七草なずな とうどの鳥が 日本の国へ 渡らぬ先に あわせてばたばた」の唱え歌を協力員から教わり、皆で歌いながらトントンと刻んだ。
七草がゆは初めてという座光寺の小学3年生、男子児童(9)は「七草の意味が知れて良かった」と喜んだ。
七草がゆを食べた後はコマ作りとコマ遊びの正月遊びを楽しんだ。
◎写真説明:唱え歌のリズムに合わせ包丁で刻む参加者(かわらんべで)