さよなら「ハミングパル」 21日から撤去作業 人形時計塔新設で

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[ 2018年 5月 17日 木曜日 15時53分 ]

南側(写真中央)への新塔建設で近く撤去されるハミングパル

 「人形劇のまち飯田」のシンボルとして、30年にわたり親しまれてきた飯田市吾妻町のからくり人形時計塔「ハミングパル」が老朽化に伴う新設により、近く撤去される。市商業・市街地活性課によると、屋根部分の人形「時の番人」は新塔にも活用され、引き続き市民らの見守り役や、まちのPR役を担う。

 ハミングパルは1988(昭和63)年の建設。本体の老朽化に加え、定時にからくり人形を動かす制御装置の故障もあり、市民会議が中心となって新設に向けたデザインの提案や募金活動を展開してきた。市は8月に市内である世界人形劇フェスティバルに向け、4月から新塔の製作業務と周辺整備を進めている。

 新塔は現在地より1区画南側の「谷川橋」上の中央分離帯(市民プール跡地と中央広場の間)に設置する。歩行者の安全性や交流空間などを確保するため、横断歩道を含めた周辺の整備も見込む。

 製作業者はプロポーザル審査を経て「シチズン時計マニュファクチャリング・シチズンTIC特定業務共同企業体」(同市下殿岡)に決まり、業務契約額は3100万円余。市民会議への寄付額は3月末時点で1200万円余となっている。

 同課によると、撤去作業は21日からで、本体部分の取り外しは22日午後を予定する。新塔の整備は7月下旬までを見込んでいる。

 近くに住む会社員男性(40)はハミングパルが設置された当時を振り返り「市民プールから帰るたび、祖母と(からくりによる)人形劇が始まるのを待った。ラッパの音色が忘れられない」と懐かしんでいた。

  

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