しらびそ高原で南ア国立公園開山祭

地域の話題

[ 2015年 5月 23日 土曜日 8時38分 ]

 南アルプス国立公園の開山祭が22日、標高1918メートルのしらびそ高原=飯田市上村=であった。白い残雪が映える標高3000―2000メートル級の山々を前に、関係者ら50人が神事を執り行い、入山者の安全を祈願。同市立上村小学校の児童たちが歌を披露し、シーズン入りを祝った。

 実行委員会を構成する上村や南信濃地区の関係者らが出席。3013メートルの荒川前岳や2819メートルの大沢岳を正面に祭壇を設け、神前に玉串をささげた。

 開山祭実行委員長の北澤良太郎・上村まちづくり委員長はあいさつで「昨シーズンは御嶽山の噴火などがあり、より安全、安心への意識が高まっている」と強調。「登山者の無事故に向けてしっかり詰め、多くの方に足を運んでいただき、楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 神事に続き、地元、上村小学校の全校児童10人が、校歌や下伊那の歌、アルプス一万尺などを披露。その後は関係者たちと一緒に、群生地の復活を目指している斜面でヤナギランの記念植栽も行った。

 午前10時の高原の気温は14・2度。前日にはこの時期には珍しい降雪があり、一面が雪化粧したが、開山式までに解けていた。

 高原の利用者は年間約7万人で、うち南アルプスの登山者は4000人ほど。聖岳(標高3011メートル)や光岳(標高2591メートル)などに登る玄関口として利用されている。

 高原は南、中央、北の3アルプスを眺望できることから人気で、シーズン中は県内外から多数の観光客が足を運んでいる。

  

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