ひさかた和紙保存継承 、はがきセット作成販売へ

地域の話題

[ 2013年 8月 1日 木曜日 15時19分 ]

 飯田市下久堅公民館と「ひさかた和紙の会」(小池博会長)はこのほど、下久堅産楮(こうぞ)100%の和紙で作ったはがきセットを作成し、販売を始めた。紙漉の伝統文化を守ろうと、得た資金は道具の更新に充てるという。

 ひさかた和紙は同地区の伝統産業で、かつては地区の約7割の家で生産し、残りのほとんども販売や原材料加工といった和紙関連の仕事に従事していた。しかし現在、和紙をすける家はなくなり、同公民館などでは「忘れ去られようとしている伝統産業は、まさに消えかけている地域の色」と危機感を募らせている。

 そこで紙漉を伝統産業として位置付け、保存継承活動の一環としてはがきセットの販売を企画。「ひさかたのお便りセット」と名付け、下久堅産楮100%和紙で作ったはがき6枚と500円分の切手シートを合わせて1セット1000円で販売する。

 今回は試験的販売として20セットを用意。同公民館をはじめ、人形劇フェスタ期間中は地区内の6カ所の公演会場で販売を予定しているという。

 ひさかた和紙の原料となる楮やトロロアオイは下久堅小学校児童たちが育て、刈り取りしており、同校卒業証書に使われている他、牧野光朗飯田市長が出す年賀状にも使用されている。また今年度、飯田OIDE長姫高校商業科3年生が同和紙の商品開発を視野に、歴史や製造方法を基礎から学んでいる。同公民館の主事は「その良さを広く知ってもらう機会になれば」と話している。

  

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