飯田市と南木曽町にまたがる大平峠「県民の森」で紅葉が見頃を迎えている。モミジやカエデ、ナナカマドなどの木々が赤や黄色に染まり、まだら模様に山腹を彩っている。
同所は標高1350メートル、南アルプスの山々を望み森林浴を満喫できる県営の公園。春の芽吹きから晩秋の紅葉まで楽しめることから、年間1万5000人~1万8000人の入山でにぎわう。今年は5月1日から11月22日まで開放する予定だ。
23日、管理する飯田市四区財産区(北方、大瀬木、下殿岡、上殿岡)の許可を得て小型無人機ドローンで撮影した。財産区の小木曽清一議長(78)によると、紅葉は9月から色付き始め、現在ピークを迎えているという。
小木曽さんは「猛暑の影響か例年よりも若干深紅でないように感じるが、今はカエデが最高」と語り、「森林浴、息抜き、癒しの空間。時間が経つのを忘れて楽しんでもらいたい」と話している。紅葉は今月末まで楽しめそうだ。