飯田市千代のよこね田んぼで、恒例の案山子(かかし)コンテストが始まった。日本棚田100選の美しい風景に、趣向を凝らした手作り案山子が並べられ、訪れた人々を楽しませている。案山子は一般からの投票により入賞作品を決定。また、フォトコンテストも開催されている。
現在飾られた案山子は15基ほど。今後、地元の小学校や保育園、各分館からもまだ出品される予定で、今月下旬には25基ほどが出そろうという。
オーソドックスな案山子をはじめ、「がんばろう日本」と震災復興の願いを込めた作品、子どもに人気のアンパンマンなどさまざま。ことし話題になったレディー・ガガを題材にした案山子、NHK大河ドラマの「江」の3姉妹など、いずれも手の込んだ作品で見ごたえ十分。31日に千代小学校を会場に案山子作りが行われ、同日くじ引きをして飾りつけた。
稲刈り後、脱穀が終わる10月下旬まで飾る。投票の受け付けは9月20日まで。同25日の収穫祭で入賞作品を発表する。ことしは投票者にも抽選でよこね田んぼの米3キロが当たる。投票用紙と投函箱は田んぼ近くの休憩室に設置されている。
フォトコンテストは「わたしのお気に入りのよこね田んぼ」をテーマに9月30日まで作品を募集。小中学校や保育園の稲刈りは9月下旬に行われる予定だ。応募票は同休憩室で配布。問い合わせは同保全委員会事務局(電話0265・59・2003)へ。