よこね田んぼで稲刈り作業

地域の話題

[ 2011年 9月 27日 火曜日 9時34分 ]

 飯田市千代の日本棚田100選よこね田んぼで25日、同保全委員会とボランティアら約120人による稲刈り作業が行われた。稲を刈るジョリジョリという音がのどかな棚田に響き渡った。

 よこね田んぼは芋平地籍に広がる約3ヘクタール110枚の棚田で日本の棚田100選の一つ。農業従事者の高齢化が進む中、昔ながらの棚田を後世に残そうと98年、地元住民で保全委員会(林邦久会長)を発足。棚田のうち46枚約1ヘクタールを管理しており地元の小中学生や保育園、体験旅行での体験へ提供している。

 ことしも5月下旬に田植え。うるち米のチヨヒカリともち米のモチヒカリの2種類を栽培。当初は生育が心配されたが、後半になって天候に恵まれ収穫期を迎えた。

 台風15号の影響で、22日に予定されていた保育園や小中学生などの稲刈りは延期されたものの、案山子コンテストの案山子やすでに稲を刈った田んぼではざが倒れた程度で稲にはそれほど影響はなかったという。

 この日は保全委員会のメンバーのほか、市内や県外などから訪れたボランティアなど約120人が参加。下伊那農業高校の高校生も春の田植えに引き続き加わった。

 参加者はジョリジョリと心地よい音を立てて黄金色の稲を刈り取ったり、棒を組んではざを掛けたりと作業に汗を流した。終了後は山村広場を舞台に収穫祭も行われ、ボランティアと地元の人々が交流を深めた。

 今回初めて、棚田の一部で稲刈り機も導入した。同保全委員会の林会長は「会の立ち上げから13年が経ち、当初からのメンバーもだいぶ高齢になった。若い世代には家で田んぼをつくっていない人も多くなった。これからどう維持していくかが課題だ」と話していた。

 10月上旬に保育園で稲刈りを行う。小中学生とあぐり女学院の稲刈りは台風の影響で中止となった。

  

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