飯田市育良町のJAみなみ信州農産物直売所「りんごの里」で1日、恒例のチューリップ祭りが開幕した。11日まで品種を変えながら、過去最多となる100種3000鉢を販売する。期間中しか入手できない希少種もあり、多くの人でにぎわっている。
2年ぶり13回目の開催。今回も同市山本の花き生産農家の男性(38)が栽培した厳選のチューリップを並べている。
今回は日本一の球根の産地として知られる富山県の球根組合が推薦した100種類を取り寄せ、昨年末からハウスで栽培。「ことしは例年以上に寒い日が続いたため、開花を合わせることに難しさを極めた」という。
黄色や白色など原色のほか、近年人気の複色の品ぞろいも豊富。匂いがあるバレリーナや、小ぶりのサファイヤスターなど珍しい品種も登場し、「毎日違う種類が見られる」という。
大鉢は750円、小鉢は525円(いずれも税込み)の格安価格で提供している。
生産農家の男性は「品種が多いので、植物園を見に行く感覚で子どもさんと足を運んでもらえれば」と話していた。
11日まで。時間は午前9時―午後6時(6日は定休日)。