地域住民らでつくる「りんご並木に花を植える会」(原勉会長)は26日、飯田やまびこマーチの際、色とりどり花を咲かせてウオーカーの目を楽しませるなど、昨年12月同並木に植えたチューリップの球根の掘り取り作業を行った。
この日は同会メンバーや近隣の地域住民をはじめ、6月5日に同並木を主会場に開く「竹宵まつり―百万人のキャンドルナイトin南信州」の実行委員など約30人が参加。中央通りから飯田市立動物園までの並木に植わるチューリップを球根ごと掘り取った。球根は乾燥させた後、12月の植え付け作業まで大平宿で保存する。
一緒に植わるパンジーとスミレはキャンドルナイトまで現状維持するほか、6月中旬には飯田東中学校と下伊那農業高校の生徒がサルビアを植える予定。原会長は「街中では地面に触れる機会も少ない。近年は若い人たちの参加も多く、市民全体で並木を育てていければ」と話していた。
同事業は、毎年春に開かれる飯田やまびこマーチに合わせ、「りんご並木に彩りを」と実施し8年が経過。昨年は飯田東中生徒なども参加して、約6000個の球根を植え付けた。