インドアプレーン大会や小学生紙飛行機大会などをメーンに据えた「インドアプレーンフェスタin飯田」が3日、飯田工業高校体育館で開かれた。大会には小学生10人、高校生9人、一般11人が参加。授業やクラブ活動、講習会などを通じ、丁寧に作り上げたプレーンが飛行する姿を楽しんだ。
産学連携を進める飯田精密機械工業会、飯田電子工業会、飯田工業高校が実行委員会を組織し企画。航空工学および組込制御技術の底辺拡大、青少年健全育成を目的に実施し、ことしで3回目を迎えた。
インドアプレーンは、室内で飛ばすことを前提にした軽量模型飛行機で、操縦のきかないものから手元の送信機で自在にコントロールする電動タイプもある。今回の大会では、モーターで回るプロペラと方向舵が付いた重さ12グラム以下の機体を用い、遠隔操作しながら約10メートル離れた場所に設置されたポールを旋回し、その正確さや速さを競い合った。
また、小学生紙飛行機大会では、工業高校生徒に指導を受けながら製作した機体を使用。約15メートル先の着地点にどれだけ近づけられるかを競い、子どもらは、遠くまで飛んでいく自作の飛行機を笑顔で見つめていた。
飯田精密機械工業会の矢崎隆司会長は「空を飛ぶ飛行機にはとても夢がある。大会を通じ技術を身に付け、将来の仕事につなげてもらえればうれしい」と話していた。