飯田市時又の時又壮年団(前沢良寛団長)が、地区に配る正月飾り作りに取り組んでいる。地区住民が良い年を迎えられるようにと願いを込め、製作に励んでいる
毎年恒例の活動で、前沢団長によると30年以上は続いているという。注文のあった区民に販売し、今年は約200個を作成した。
6日に製作を開始。わらの先を結んで束にし、しめ縄を作った。
16日は11人が時又公民館に集まり、しめ縄を編んだ。2人一組になり、一人が足でわらの束を固定。三等分にすると、うち2つを左縄で編んでいった。さらにもう一つを編み込んでいき。輪っかにして、飛び出たわらを切って整えた。
今後はしめ縄に松やさがり、おやすを組み込み、水引飾りや御幣を飾っていく。今年は新型コロナウイルスの収束を願い、「疫病退散」と記し、アマビエを描いた札も付ける。水引飾りは3つのグレードを用意した。
前沢団長は「毎年恒例の取り組みで、仲間とのコミュニケーションの場にもなっている」とし、「来年はコロナが収まり、地区の皆さんにとって来年が良い年になれば」と願った。
◎写真説明:2人一組で縄をなう時又壮年団のメンバー