ザゼンソウが開花

地域の話題

[ 2021年 2月 9日 火曜日 16時47分 ]

 飯田市虎岩の嵯峨坂ざぜん草自生地で、ザゼンソウ(座禅草)が開花した。自生地の保全に取り組む「虎岩の文化財を守る会」の池田健一会長によると、開花が確認されたのは7日。例年より早く、昨年と比べて4日ほど早いという。

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草。花のように見える赤紫色の仏炎苞(ぶつえんほう)が密生する小花を包む様子が、光背と座禅を組む僧侶の姿に似ていることから名付けられたとされる。雪解けを待つ他の植物との競争を避けるため、約20度に発熱して周囲の雪を溶かして芽を出す。

 嵯峨坂は飯田下伊那地域でも数少ないザゼンソウの自生地で、1995年に市が天然記念物に指定した。現在は500株以上が群生する。また、ミズバショウやワスレナグサなど季節の草花も豊富だ。

 8日は苔や落ち葉の合間から4株を確認。池田さんは「例年は開花の確認に1週間ほどかかるが、今年は3日で確認できた。雪が適度に降ったことが良かったのかな」と話す。

 地区の住民有志でつくる「守る会」が自生地の保護活動や整備を続けており、2016年に自生地に木道を設置。17年に初の見学会を開いた。今年は痛んだ木道を補修するため、太いクリの木の杭を用意し、付け替えに着手している。見学用のベンチも置き、段差がないよう通路を整地した。水はけを良くするため排水溝も設置している。

 3月7日に見学会を開く。希望があれば同会が解説する。申し込みは不要で、午前10時から。池田さんは「まだ咲き初めで、見頃は3月上旬。3月に入ってから見に来てもらえれば」とし、「ザゼンソウが自生するような豊かな自然があることを知ってほしい」と話している。

 問い合わせは池田さん(090・7810・6588)へ。

◎写真説明:開花した嵯峨坂自生地のザゼンソウ(8日撮影)

  

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