ジオラマで昔の天龍村を再現

地域の話題

[ 2015年 4月 6日 月曜日 9時05分 ]

 村を走る飯田線の魅力をジオラマにしてアピールしようと、天龍村の有志でつくる飯田線の歴史をつなぐ会(仲英典会長)が昨年から制作を続けてきた鉄道模型が完成し、4日、JR平岡駅の龍泉閣でオープニングセレモニーが開かれた。鉄道による人的・経済的交流が最も盛んだった昭和40年代の村の風景を再現した。

 県の元気づくり支援金を活用し、幅4メートル、奥行き2メートル40センチほどの模型を作製。規格は軌間が9ミリ、150分の1サイズのNゲージとした。

 村内にある中井侍、伊那小沢、鶯巣、平岡、為栗の飯田線5駅や天竜川、平岡ダムを再現するための軌道を考案し、7月から作業に着手。仕事を終えた有志らが夕方以降に集まり、週に2―4回のペースで作業を重ねた。

 発泡スチロールを削って蛇行する天竜川や深い谷など村の特徴的な地形を表現し、村が誇る山々は地元のスギやヒノキを使って一本一本丁寧に作り上げた。

 車両はゲタ電車として親しまれたクモハ52系や、村の林業産業の振興に寄与した当時の貨物列車などを導入した。

 セレモニーには村民ら約40人が参加。天龍小学校児童の「出発進行」の掛け声に合わせて発車すると、歓声が上がった。

 親子2代で国鉄に勤めた野竹正孝同村会議長が講師を務め、前身の三信鉄道建設の歴史などを紹介。父親の大平方浦さんも関わったという川村カネトによる測量の様子なども伝えて「飯田線の歴史や魅力に目を向けて」と語った。

 歴史や特徴を伝えるパネルや写真の展示も行っている。

 仲会長は「一人でも多くの人が平岡駅を降り立つきっかけになれば」と話していた。

  

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