ソバ畑を秋の風物詩に 誘客増加へ種まき開始 飯田市上村

地域の話題

[ 2017年 7月 27日 木曜日 17時51分 ]

南アルプスを背に下栗そばの種まきに励んだメンバーら

 飯田市上村下栗地区の住民有志でつくる「下栗花の会」(胡桃澤勝久会長)は26日、「高原ロッジ下栗」近くの畑に「下栗そば」の種をまいた。南アルプスの山々を背景に、風にそよぐ白い花が新たな秋の風物詩になりそうだ。

 高原ロッジの支配人も務める胡桃澤会長(65)が、ピーク時の夏場から減少する観光客の維持と増加を狙い発案した。会長所有の約600平方メートルの遊休地を活用し、この日はソバの種2キロをまいた。

 参加したのは農家やIターン者、地域おこし協力隊の4人で、他種との交配を避けるため種は地元住民から譲り受け、8月初旬までに計13キロをまく予定だ。「訪れてくれる人たちに満足のいく白いソバ畑を見てもらいたい」と胡桃澤会長。10月下旬ごろに見頃を迎える花の開花に期待を寄せる。

 一方で、地区のブランドでもある同そばも高齢化などで生産量が少なくなり、収穫した実のほとんどが東京や名古屋、静岡などの業者に購入されていく。胡桃澤会長が同そばを食べたのは15年以上前のこと。標高1070メートルで育つ同ソバは香りが良く、実は小ぶりなもののしっかりとした重さが特徴で、「私もおいしいそばを食べたい。ここに来てくれる人にも納得されるそばを提供したい」と意気込む。

 そば打ち体験会も開く予定で、種まきを手伝った地域おこし協力隊の藤木康平さん(28)は「無理なく続けられて、地元の人がやりがいを見出せるような取り組みにつながれば」と話した。

  

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