国際協力機構(JICA)のプログラムで飯田市を訪れているタンザニアからの研修生が21日、同市竜丘公民館を訪れて、公民館の役割を学ぶとともに、同地区の高齢者学級「大人の学校」と昼食の交流を行った。
住民参加の地域づくりPLSD(参加型地域社会開発)を学ぶJICAの研修プログラムの一環。タンザニアは、地域自治強化のためJICAの協力でプロジェクトを実施。JICAから委託を受けた柿崎芳明さんがコーディネーターとしてタンザニアで指導にあたっている。飯田市での研修は昨年に続き2回目。
竜丘では、公民館の役割について、地域住民や公民館主事から話を聞いた。一住民としての公民館との関わりについて宮嶋聡子さんが体験談を語ったほか、下平隆司さんが古墳保護の観点から公民館、自治会、行政の協力事例を紹介した。
昼食には、竜丘大人の学校と交流。伊原隆司運営委員長が大人の学校の活動を紹介し、テーブルを囲んで手づくりのおにぎりやサラダ、イモ汁などの料理を味わった。割り箸の使い方を教えたりタンザニアの様子を聞いたりと交流を深め、最後にコーラスグループが歌を発表して研修生を楽しませた。