飯田市川路7区の住民らが、天龍峡の駅前商店街や公園などにドーム菊を並べ、訪れた観光客の目を楽しませている。
ドーム菊の展示は、天龍峡駅近くのメイン通りを花で彩り明るくしたいと「天龍峡相生(あいおい)花いっぱい運動有志の会」(牧内文弘会長)が始め、4年目になる。
天竜峡駅やメイン通り沿いの商店街、民家には赤や黄色など245鉢もの菊が並べられ、姑射橋広場付近には「秋の彩展」として227鉢が飾られている。
花いっぱい運動有志の会は川路7区の住民約30人で構成。5月に挿し木をし、6月に3軒から無償で借りた畑に定植。10月下旬に鉢に移した。育てた菊は計738鉢にもおよび、212鉢は地区住民に買ってもらい、54鉢は天龍峡マルシェで売った。
色は赤や黄色のほかにピンクや紫、白や橙など多岐にわたり25種類におよぶ。同会事務局の中島良彦さんによると、今年は開花が2週間ほど遅いという。
中島さんは「ドーム菊は重いが、住民の皆さんが配置を手伝ってくれ、水やりもしてくれている」と感謝し、「今は黄色がちょうど見頃。今後は赤や紫などが咲き始め、11月いっぱいまで長く楽しめる。紅葉と一緒にぜひ見に来てほしい」と話していた。
◎写真説明:姑射橋広場の碑の前に飾られたドーム菊