ブッポウソウ研究にGPS装着

地域の話題

[ 2016年 6月 18日 土曜日 8時57分 ]

 山階鳥類研究所(千葉県)の研究員が16日、天龍村に訪れ、県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」の越冬地を探る目的で、衛星利用測位システム(GPS)を搭載した小型装置を2羽に取り付けた。東日本に飛来するブッポウソウの越冬地に関するデータは少なく、来年の回収に期待が募っている。

 この日は村内に巣箱を設置してブッポウソウの保護に努める天龍小学校の児童たちも参加。同研究所保全研究室の研究員(43)が巣箱の1羽を捕まえると、児童たちも歓声を上げ、なでるなどして鳥の温もりを初めて味わった。

 装置はブッポウソウの腰に取り付け、1年後、村に戻った同じ個体を捕獲できれば飛来ルートを確認できるという。

 担当する振興課によると、今回の調査は同研究所から依頼された。西日本には民間のボランティア団体が多く、調査が進んでいる一方、東日本では巣箱の数も少ないことから同研究所でデータを集めるという。担当課は「さまざまなことが分かったら、児童たちにまとめてもらいたい」としている。

 ことしは5月1日に天龍村への飛来が確認されたブッポウソウ。役場庁舎屋上に設置した巣箱に営巣し、5月下旬から抱卵を始めた。同22日から1日おきに30日まで産み続け、ことしは昨年と同数の5個を産卵。16日午後1時前に1羽目、17日午前9時半ごろに2羽目のひながふ化したのを役場職員が巣箱内のライブカメラ映像で確認した。7月中旬ごろまでには全てのひなが巣立つ予定だ。

  

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