百人一首かるた会「万葉会」(吉沢明子会長)は10日、新年かるた会を飯田市鼎中平の鼎公民館で開いた。十数人が集まり、小倉百人一首をしながら親睦と頭の体操を楽しんだ。
「高齢になっても健康で生きがいをもって生活できるように」と、老人クラブの行事を発展させる形で昭和50年代後半に始まり、現在は市長寿支援課のいきがい教室として鼎公民館を会場に月1回のペースで活動。会員が自主運営している。
「競技でなく仲間づくりと脳の活性化」を重視する方針通り、新年最初の集いも終始和やかな雰囲気。会員たちは笑い声を上げながら札を取っていた。
足の曲げ伸ばしが難しい人は座いすに座ったり、足を投げ出して参加するなどして楽しんだ。
新規会員は随時募集しており、吉沢さんは「参加することで挑戦しようという意欲を持ってもらい、昔覚えた百人一首をしながら仲間をつくり、記憶を取り戻してもらえたら。若い人もぜひ参加を」と話している。
問い合わせは長寿支援課(電話0265・22・4511、内線5757)か吉沢さん(電話0265・23・0422)へ。