三六災害リレー式パネル展示始まる

地域の話題

[ 2011年 4月 14日 木曜日 9時15分 ]

 1961(昭和36)年6月の集中豪雨で伊那谷に甚大な被害をもたらした「三六災害」の被害の様子や特徴などをパネルで紹介するリレー式パネル展示が11日、上下伊那地域の8会場で始まった。飯田市は天竜川総合学習館「かわらんべ」で開始。9月2日までに22市町村の約60カ所を巡回する予定だ。

 ことしで発生から半世紀を迎える節目にあたり、災害を風化させず教訓として継承していこうと発足、活動展開する「三六災害50年実行委員会」が主催。パネルは災害概要や発生箇所の当時と現在を比較した写真、実際の体験談などを内容に、A1判で32種類を作成した。

 このうち、天竜川防災拠点に指定される「かわらんべ」では、松尾、川路、龍江、竜丘一帯が水没した写真や野底川からの土石流が流れ込んだ市街地の様子、または飯田地域の災害の特徴などを記したパネル12枚を展示。来場していた当時19歳だったという女性は「1カ月間にわたり炊き出しなどのボランティアをした。川路が平らになるほどの水かさだった」と振り返り、「自衛隊の活躍がすごかった。あっという間に橋を架けた。東北の被災地の人たちもありがたいと思っているはず」と語る男性もいた。

 飯田下伊那管内では、飯田市をはじめ、大鹿村役場、高森町中央公民館、阿智村役場、根羽村の複合観光施設「ネバーランド」の計5会場で始まり、順次他の町村へと移動していく。6月19日に同市高羽町の飯田文化会館で開くシンポジウムでは全パネルを展示公開する。

  

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