三遠南信道「繋ぐ」意義強調~菊川道路局長が飯田市で講演

地域の話題

[ 2012年 7月 31日 火曜日 15時55分 ]

 南信州新聞の紙齢2万号を記念する三遠南信自動車道講演会が28日、飯田市公民館で開かれ、国土交通省の菊川滋道路局長が「日本の道路事情と三遠南信自動車道の進捗状況」と題して講演した。緊急輸送路などとして東日本大震災で果たした高速道路の機能を紹介し、三遠南信自動車道など整備中の高規格道路について「ミッシングリンク(未整備の部分)を早く繋(つな)げなければならない」と強調した。

 南信州新聞社と飯田市や飯田商工会議所など8団体による実行委員会が主催し、同省中部地方整備局が後援。市民ら約500人が参加した。

 菊川局長は全国的な視点で道路整備の現状や高速道路のあり方について話し、高規格幹線道路の整備目標や達成状況を説明。東日本大震災では、高速道路が住民の避難や復旧のための緊急輸送路として機能したとし、「繋げてこそのネットワーク」という認識が大切だと指摘した。

 東海・東南海地震の想定も踏まえて「地域の耐災性を高め、国土を保全するためにはミッシングリンクを繋げなければ」とし、津波影響範囲との間のミッシングリンクの一つとなっている三遠南信自動車道の必要性も強調。同道については「県境を越えた地域の連携は大きなインパクトを生む。今の勢いのまま、できる限り早くつないでいきたい」とも語った。

 同道については花木道治同省飯田国道事務所長が工事の進捗状況を報告し、早期の全線開通に向けて取り組むことを誓った。

 南信州新聞は1954年10月2日に創刊し、1月に紙齢2万号を迎えた。

 講演会後に開いた記念式典で関谷社長は「南信州新聞の基盤は伊那谷にあり、飯田下伊那地域の応援団としての役目を果たすことが使命だ」と強調した。

  

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