上久堅農業振興会議が放棄地発生防止・解消で表彰

地域の話題

[ 2010年 6月 3日 木曜日 8時59分 ]

 飯田市上久堅地区農業振興会議(中山将英会長)は1日、中山会長ら3人が飯田市役所を訪れ、牧野光朗市長に、全国農業会議所が主催する「第2回耕作放棄地発生防止・解消活動表彰」での、全国農業会議所会長賞受賞を報告した。

 同表彰は、耕作放棄地の発生防止・解消活動を展開し、その取り組みや成果が他の模範となる団体などを顕彰するもの。表彰式は先月27日、東京都で開かれた。

 高齢化率が38%と高く、担い手不足などで農地の荒廃化が進んでいた上久堅地区では、2000年に「農業で集落を守ろう」と同農業振興会議を設立。07年度から耕作放棄地の再生を目指し、主に味噌の原料となる大豆や、漬け物の材料として源助かぶ菜、小野子人参など地域の伝統野菜を栽培し、地元の食品製造業者と契約販売を行ってきた。また、農業体験用のソバや加工用ホオズキの栽培などにより、07年度から09年度では約5ヘクタールの耕作放棄地を解消している。

 加えて、シカやイノシシによる被害対策として、国庫事業を活用し11キロの防護柵を設置するなど、生産者の栽培意欲の向上にも努めている。今回、こうした活動が評価され、全国農業会議所会長賞の受賞となった。

 中山会長は「Iターンや地域の若者など、新規就農者が着実に増えている。鳥獣被害も防護柵の効果で大きく減った」と、これまでの取り組みに手応えを感じている様子。「今後も農地を守るため、地域を上げて耕作放棄地を減らして行きたい」と話した。

 同会は、ことし1月、長野県担い手育成総合支援協議会が主催する、09年度長野県遊休農地活用功績者表彰で県知事賞(最高賞)を受賞している。

  

関連の注目記事

powered by weblio