上山の獅子舞を“体験” 親子迎えワークショップ

地域の話題

[ 2015年 11月 3日 火曜日 9時36分 ]

 地域が継承している獅子舞に、地元の子どもたちに触れてもらおうというワークショップが1日、飯田市鼎上山地区で開催された。上山獅子舞保存会を構成する地元の壮年団員が初企画。親子ら約50人が段ボールの獅子頭づくりや獅子舞体験を楽しんだ。

 「住民に獅子舞を身近に感じてもらいたい」と鼎壮年団上山支部が実行委員会を立ち上げて練り、鼎地区のパワーアップ交付金を活用し、「ふれよう!学ぼう!つくっちゃおう!」のキャッチフレーズで上山区民センターで開いた。

 参加者たちは、「獅子を舞う男」として知られる同市出身の後藤渉さんの指導で、段ボールによる獅子頭づくりに挑戦。無地の箱を赤色や黄色のアクリル絵の具を使って塗り、目や鼻、耳のパーツもこしらえて獅子頭にした。

 白、黒、赤、青の上山デザインを踏襲したほろも付け、完成後は思いおもいに舞っていた。

 作業の合間には、太鼓や笛を使ったお囃子の演奏、重さ8キロの獅子頭を実際に使って舞いの体験なども行った。

 頭を担当している会社員の男性(38)は、長男(7)、長女(4)らと参加。「とても楽しい」と一生懸命に作業した子どもたちの姿に目を細めながら「一緒にできてうれしい。将来担ってくれれば」と期待を寄せていた。

 実行委員長の永井昭宏さんは「団員が減りつつあり、獅子舞をする人も限られている。こうした機会を通じて子どもたちに獅子舞の魅力を伝え、参加してくれる人が増えてくれれば」と話していた。

 上山地区の獅子舞は、1934(昭和9)年に上山青年会が始めた。現在は壮年団員で構成する上山獅子舞保存会が中心となって継承しており、地元の矢高神社の春祭りや南信州獅子舞フェスティバルに出演。イベント前の集中稽古に加え、毎月1回、通年にわたって練習を重ねている。

  

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