飯田市上村まちづくり委員会(熊谷栄三郎会長)は18日夜、上町の自治振興センターで若者定住促進補助金の贈呈式を開き、小中学校の入学者がいる家庭に補助金を交付した。市の補助で創設して4年目。昨年度からは「定住の意識付けのきっかけに」と贈呈式を開いている。
贈呈式には小学校入学の3組、中学校入学の1組の親子が出席。熊谷会長が一組ごとに祝い金を贈った。
同地区は結婚と出生に各10万円、保育園・小学校・中学校の入学に各3万円を祝い金として贈る事業を推進。他に月3000円の高校生の通学補助、月1回600円の子どもと高齢者の通院補助、IUターン補助など多彩な助成事業を展開している。
熊谷会長は「一人でも多くの子どもたちに地域の担い手になってほしいと願って行う事業」と強調。「受け取る人が一人でも多く増えるよう願っている」とした。
中学校に入学した長女とともに参加した男性が受贈者代表としてあいさつ。謝意を伝え、「今後も上村全体の地域の皆さまに成長を見守っていただければ」と話していた。