上村まちづくり委員会がヤナギランの再生計画を開始

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[ 2011年 9月 1日 木曜日 9時28分 ]

 数年前まで群生していたヤナギランを蘇らせようと、飯田市上村地区のまちづくり委員会は27日、しらびそ高原で再生プロジェクトを開始した。ニホンジカによる食害で姿を消した自生種の苗作りを行い、来季の植栽に向けて有害鳥獣防除柵の設置作業を進めた。

 ヤナギランはアカバナ科の多年草。長い地下茎を広げて群生し、高さ1・5メートルほどまで成長して7―8月にピンク色の花を咲かせる。

 しらびそ高原には古くから自生していて、シーズンになると観光客の目を楽しませていたが、ニホンジカの食害により数年前からほとんど姿が見られなくなっていた。

 再生プロジェクトに着手したのは環境衛生委員会(山口繁樹会長)を中心とする同まちづくり委と上村振興公社。27日の作業には18人が参加し、標高1918メートルにある宿泊複合施設「ハイランドしらびそ」付近に約750平方メートルの植栽地を設定。重機なども使って周囲70メートルにわたって鉄製の防護柵を整備した。

 自生種の保護に努めていた有志らの協力を得てそろえた種を育苗箱にまく作業も行い、試験的な視野から標高が異なる現地と程野、中郷、上町で育苗を試みることにした。

 多年草のため、根がしっかり張れるかどうかが再生へのカギだという。

 植栽は来春の予定。うまく運べば、来夏にも高原でヤナギランの姿が楽しめる。

 事務局の男性は「長い年月を要する地道なプロジェクトだが、地区の大切な資源として地域全体で再生に取り組んでいきたい」と話していた。

  

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