飯田市下久堅地区まちづくり委員会の女性部は28日、正月用のフラワーアレンジメントを作る講座を、下久堅公民館ロビーの交流スペース「ひさかたサロン」で開いた。女性を中心とした24人が集まり、市内で生花店「花よし」を経営する同委員会女性部長の手ほどきを受けた。
地元の要望を受けて設け、1年が経った交流スペースを有効活用しようと開催。受講者は講師から基本を聞いてから、持参した花器に正月気分を盛り上げる若松、南天などを飾り付けた。
個別のアドバイスを参考にしながら自分で手直しをした後は、持ち寄った漬物の容器を開き、同じ場所で暮れの茶話会を楽しんでいた。
下虎岩の60代女性は「松と竹が入るだけでお正月らしい気分になれる。自分の感覚で生けられるところがいい」と笑顔で話した。
ひさかたサロンは「人が行き来する場所で催しを開くことで、交流の輪が広がれば」と設けたもので、引き続き地域に活用を提案していく。