下久堅御柱大祭

地域の話題

[ 2010年 3月 30日 火曜日 8時51分 ]

 飯田市下久堅の「知久平諏訪神社式年御柱大祭」(知久一彦祭典委員長)が27、28の両日、市内各地で開かれる御柱祭のトップを切り、行われた。天保元年から数えて31回目を迎える歴史と伝統ある同祭。地域住民の愛着と情熱が込められた2本の御柱が、今回も無事同神社境内に建立された。

 27日には里曳きと建御柱を挙行。高らかに響く木遣り唄に合わせ、地域住民をはじめ仏のシャルルヴィル・メジェール市からの参加者なども加わり、多くの人が縄を手に取り御柱を曳(ひ)き歩いた。

 急なこう配で知られる三石平の坂では、木遣り衆の声も一層大きなものに。子どもから大人まで、参加者全員が力を振り絞り、難所を乗り越えた。同神社手前では、見せ場の一つ、水が張られた田んぼに御柱を落とす「木落し」が行われ、御柱に続き若者たちが次々と田んぼに飛び込む姿を、見物客らは笑顔で見つめていた。

 てこ方の活躍により参道に曳き上げられた御柱はいよいよ境内に到着。「冠落し」が終わると、クレーン車を使って社殿に向かって右側の「一の柱」から建立された。2本の御柱が、社殿の左右両側に高々とそびえ立つと、境内は大きな拍手と歓声に包まれ、参加者の顔には満足感が漂っていた。

 大祭を終え知久祭典委員長は「天気にも恵まれ、楽しく、無事に終えることができうれしく思う。祭りを通して、地域内の団結力を改めて実感した。また、若い世代と新たな結束もでき、次回の開催へとつなぐことができた」と振り返った。

  

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