下伊那漁協がアユの試験採捕

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[ 2014年 6月 5日 木曜日 9時44分 ]

 下伊那漁業協同組合(下島保徳組合長、約5000人)は3日、松川町から飯田市時又までの天竜川とその支流でアユ釣りが7日解禁されるのを前に、アユの成育状況と釣れ具合を調べる試験採捕を行った。採捕したアユを計測し集計した結果、下島組合長(67)は「思った以上に成長がいい。皆さんに楽しんでいただけるのは間違いない」と手応えを強調した。

 同組合では昨年、アユがたくさん釣れるよう密度を高くしてアユがかかりやすくするため、明神橋上流から水神橋下流までの天竜川にアユを集中放流したが、ことしもこれを継続している。

 また、従来の稚アユは冷水病に比較的弱かったため、ことしは冷水病に強いとされる種類の稚アユに種苗を替えた。放流時期も従来の5月から4月に半月ほど早め、約5・2トン、58万尾を放流した。昨年は約5トンを放流したが、ことしは昨年より稚魚のサイズが小さく尾数も多い。

 アユの試験採捕には、組合が委嘱した24人が参加。天竜川本流の4カ所と支流の5カ所に試験採捕の黄色い旗を立てて友釣りと投網を実施した。試験採捕したアユは、松尾明の組合事務所に持ち帰って計測した。集計の結果、体長10センチ・10グラムぐらいで放流した稚アユが、最長18・5センチ・60グラムまで成長していることが確認された。

 下島組合長は「冷水病にかかり弱ったアユが7月中旬ぐらいから川を下ってしまうためいなくなる状態が続いていた。ことしは冷水病に強いと思われる種苗に替えたので不安もあったが、いい釣果が出てホッとしている」と語った。

 どのくらい釣れたかデータをまとめ、7ブロック約300人の監視員と32の各支部長を通じて組合員に通達する。県外の年券購入者500余人や1日券購入者などにもホームページで情報提供する。

  

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