全国のご当地ヒーローが集結する下條村「道の駅信濃路お客様感謝デー」は20日に開かれ、同村の地域戦隊カッセイカマンをはじめ、北海道からも初参戦があるなど20以上のローカルヒーローたちが戦いを繰り広げた。村観光協会が進めてきたご当地キャラクターの名前の発表も行われ、着ぐるみも初登場して会場を盛り上げた。
ローカルヒーローイベントは、同道の駅のお客様感謝デーの一環として2004年から始まり、親子連れなどが終日会場を埋め尽くす一大イベントに育った。ヒーローたちは地域活性化や環境問題などのキャンペーンも目的の一つに、全国津々浦々から参加。二酸化炭素の排出量や温暖化を問題に取り上げたり、ごみの分別の大切さを強調するヒーローもいた。
ことしは村観光協会と地域戦隊カッセイカマンプロジェクトが昨年11月から作成に取り組んできた村のゆるキャラの名前が会場で発表された。
一般を対象に決選投票を行った結果、1028票を獲得した「からみん」が371票の「しもっち」を退けて決定。ヒーローショー最終盤にサプライズで着ぐるみも登場して会場を沸かせ、抽選で選ばれた投票者5人に村の特産品がプレゼントされた。
児島博司会長は「きょうが誕生になる。運動会や催しなどに引き出してもらい、村民全員で育ててもらいたい」と来場者に呼び掛けた。