下條村が公民教科書に登場~少子化対策の事例で紹介

地域の話題

[ 2012年 6月 8日 金曜日 15時53分 ]

 下條村の少子高齢化対策が、今年度改訂の中学校社会科の教科書「新しい社会 公民」(東京書籍)に取り上げられた。飯田下伊那では別の教科書を採用しているため地元の生徒たちに見られる機会はないが、教科書を通じて村の取り組みが全国に紹介された。

 下條村の事例は、第一章の「わたしたちの生活と現代社会」の少子高齢化を扱ったページに掲載。事例をピックアップして紹介する「公民にアクセス」というコーナーで取り上げられた。

 村の子育て支援策として若者向けに家賃を低く設定して設備も良い定住促進住宅や18歳までの医療費無料化、安価な保育料などを紹介。減少していた人口が94年から増加に転じ、現在の4200人規模まで回復した。財源として村の行財政改革や職員の意識改革、村民参加の地域づくりなどを挙げている。

 同村の宮島俊明副村長によると、一昨年ごろから村に問い合わせがあり、村側から情報や写真の提供などを行った。昨年3月30日の検定を経て今年度から各地の中学校で採用されている。次回の教科書改訂は2016年。それまでは現在の教科書が使われ続ける見込みだ。

 宮島副村長は「一地方自治体が教科書で紹介される例は少ない。地元の子どもたちにこの教科書を使ってもらう機会がなく残念だが、これを通じてさらに地域に誇りを感じてもらえたら」と話していた。

  

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