下條村でニホンミツバチ守る勉強会

地域の話題

[ 2016年 6月 10日 金曜日 15時05分 ]

6.09下條ミツバチ交流会 全国的にニホンミツバチの減少が問題となる中、近年の研究で分かってきたダニ対策で減少に歯止めをかけようと8日、下條村で交流勉強会が開かれた。「下條村やまみつ愛好会」(鎮西徹会長)が主催し、中南信地域を中心に遠くは名古屋市などの愛好者ら約60人が参加。同村でやまばち農園「髙島屋」を営み、日本みつばちをふやす会の高島洋一さんから指導を受けた。

 

 かつて多くの家庭の軒下に備え付けられていたという飼育箱も数を減らし、愛好家もミツバチ減の原因について注目している。高島さんは「伝染病やミツバチの体内に寄生するアカリンダニのまん延が、数の減少に影響していることが分かってきた」として、ダニの繁殖を防ぎ、ハチを殺さずに蜜を採取する方法を各地で伝授している。

 

 交流勉強会で高島さんは「アカリンダニ対策としてハッカを用いることで、ダニの産卵能力を低下させることができる」と強調。「粒状のメントールや、シップをスポンジに貼ったような簡単なもので良いので巣箱の中に入れて」と説明した。ハッカを用いた対策はダニを直接攻撃する方法ではないため、ダニが耐性を持つこともなく長続きするという。

 

 この日の交流会には名古屋市から「中部日本みつばちの会」の会員ら6人をはじめ、上田市や岡谷市、諏訪市などの多くのミツバチ愛好家が出席した。伊那市から訪れた飼育歴12年の男性(71)は「小さくても動きのあるハチを見ていると元気が出る。生き物の飼育は難しいが、勉強していきたい」と述べた。

 

 ハチの数が全盛期の約20分の1まで減ったとする高島さんは「対策方法がなかなか浸透していかないのが残念」と語る。鎮西会長は「以前は天龍峡から唐笠港まで舟下りすると50箱ほどの巣箱が設置されていたが、いまはほとんど見つけられない」とし、「指導を受けながら飼育に励むとともに、ミツバチを通して心豊かに、仲良く交流していきたい」と話した。

 

  

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