下條村立図書館は12日、同館の小学生図書館ボランティア第2グループによる「どうぶつたちとクリスマススペシャルお楽しみ会」を開いた。同グループの小学生6人が企画、準備から運営まで、自分たちで行った。
同館の図書館ボランティアは2001年から開始。村内の小学3年から6年までの子ども11人が所属し、2つのグループに分かれて交互に毎週土曜日に絵本の読み聞かせや図書館の手伝いなどの活動を行ってる。お兄さんお姉さんの読み聞かせを聞こうと毎回訪れるファンもいる。
第2グループの6人は、司書の近藤明子さんも「非常に頼りになる子どもたち」と活動に熱心なメンバー。自分たちで大きなお楽しみ会を手がけてみたいという気持ちから、9月後半に同グループ主催のクリスマスお楽しみ会を計画した。
皆で相談して内容を決め、2つ行う人形劇のひとつは自分たちで創作。放課後などを利用して週1回から2回図書館に集まり、練習や準備を重ねてきた。
クリスマスリースや小物などで可愛らしく飾られた会場には幼児からお年寄りまで大勢の観客が訪れた。普段のお楽しみ会とはけた違いの人に緊張しながらも、手遊びや大きな絵本の読み聞かせ、パネルシアター、人形劇など次々と繰り広げた。最後には訪れた子どもに手づくりのプレゼントも贈られ、訪れた人も喜んでいた。
「こういう大きな会は初めてで緊張するけど、ずっとやってみたかった」と同グループの仲川鈴夏さん(同村菅野)。「一生懸命練習してきたので、みんなに楽しんでもらえたら」と話していた。