中山間地の魅力探る 三穂で学生が地域へ提言

地域の話題

[ 2018年 9月 22日 土曜日 14時42分 ]

三穂の地域づくりを提言する学生ら

 豊橋技術科学大学飯田サテライトラボと長野、豊田高専の学生らによる「第8回飯田市シャレットワークショップ」が18~22日、三穂地区で開かれた。建築や土木を専門にする学生らが中山間地の魅力を学び、21日には地域へ提言した。

 同大は2010年10月に飯田市内に研究拠点「飯田サテライトラボ」を設置し、飯田を舞台に研究・教育活動を展開。シャレットワークショップは、地域に寄り添いながら、研究者や学生の知見でまちづくりをデザインする短期集中型の学習実践活動で、高専と連携して実施している。

 これまで中心市街地などで実施してきたが、中山間地をエリアにしたのは今回が初めて。学生と研究者34人が参加し住民の案内で地域を学び、グループごとテーマを設けて調査研究を行った。

 Aグループは、伊豆木の小笠原書院とJA周辺の拠点整備を検討した。使用頻度が少ないJA会議室を住民と観光客の交流スペースやギャラリーへと改装し、書院までの道を石畳にして導線も観光資源化するよう提案した。

 またBグループは地区内の「本棟造」の住宅を調査し「地域資源という認識が薄く空き家も多い」として活用を提案した。ふすまを取り除くと大きな部屋になる利点を生かしてシアタールームにする案を示した。

 残り2グループは立石を調査。Cグループは土蔵が多く、なまこ壁、土壁、板壁の3種あることに着目。土蔵を改装して飲食店や地場産品販売などに活用する案を提案した。

 Dグループは、景観と農業の豊かさに着目。市民農園的な「オープン農園」と地域住民と連携した「つまみ農地」で農業体験を復活させ、第9組合集落センターを拠点施設に改修するよう提案した。

 豊橋技科大修士2年の徳原章太郎さん(24)は「三穂は住民の方が親切で魅力的なところ。多くの人に知ってもらえるようにしたい」と語った。

 三穂まちづくり委員会副会長の林高功さん(67)は「学生の発見で新たな魅力に気づかされた点もある。外部からの刺激を地域の活性化につなげたい」と話した。

  

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